瀬尾の世の中浪漫紀行

瀬尾の恥ずかしい駄文をくすくす皆様が覗くBlog

『君の名は。』を見て。一年一組せおりょう(備忘録)

こんにちは瀬尾です。

世間を騒がせている『君の名は。
目標興行収入が15億円。
現在の興行収入が140億円。
という記事を見て
『これ、君の名は。のBlog書いたら
閲覧者爆発するんじゃね?』
というずる賢い思考で公開2日目に見に行った
君の名は。の事を書きます。
当たり前のようにネタバレになるので
トレンドの波に乗りたい

トレンドサーファーの方は
見ないことをオススメします。

監督である新海誠さんの映画は何作か拝見したのですが
ほろ苦いビターな作品を作る人やなぁと思っていました。
しかし君の名は。が始まってから感じたのは

『なにこの青春グラフィティー?』

テンポの良いRADWIMPSのテーマソングとともに進み
SFチックでしかし王道青春ストーリーを踏み外さない内容
誰もが予想できなかった核心部分と
誰もが予想できたラストの台詞

あれ?こんな大衆向けの映画だったかしら?
友達に『君の名は。みたんやけどほかの作品ってどうなん?』
って聞かれたら説明し辛くて

まいっちんぐですよ、、
過去の恋愛引きずり続けた

うだつのあがらない男の話とか言うんかい、、

とまぁ批判してるみたいですけど
面白かったです。
見た人がみんな
『感動しました!』
『大切な人は守りたいと思いました!』
『タキくーん!』
君の名は。最高!』
みたいな感想を試写会の出口で言ってそうな具合に

僕の薄汚れた心には痛いくらいに

突き刺さるキュンキュン映画です。
ざっとストーリーを追いかけながら感想を、、、


女主人公の三葉は糸守に暮らす

普通の女子高生。
妹とおババとともに自然豊かな田舎町で
いつか大都会に飛び出すことを夢見ています。
父親は町長で町民からは

あんまし好かれてない模様。
よくある話ですね、

そういうのが子供にも伝達して
三葉は学校ではバツが悪い場面も
それでも仲のいいモブ娘(名前忘れた)と
町一番の建設会社の一人息子モブ男(名前忘れた)と楽しく暮らしています。

三葉は糸守の神社の家系で
妹とともに巫女として色々な祭事もこなしています。
作中では『口噛み酒』と呼ばれる儀式を行っていて
巫女が咀嚼した米を貯めて発酵させてお酒にする
ど変態プレイ待った無しの内容になっています。
口噛み酒は由緒ある儀式で世界各地で行われているので
バカにしないように!

変態もハァハァしないように!

そんな三葉にあるひとんでもない出来事が訪れます、、、、


男主人公のタキくん(cv.神木隆之介)は都内に住む普通の高校生。
メガネのモブ郎(名前忘れた)
記憶に残らない容姿のモブ太(名前忘れた)
ナウでヤングなシティボーイ生活を送っています。
父と二人暮らしで喧嘩っ早いタキくんはバイト先でも
クレーマーの客に喧嘩を売りながらも
バイト先のマドンナモブ恵(名前忘れた)達と
楽しく青春を謳歌しているようです。

東京で暮らす高校生ってあんな感じなん?
と情緒溢れる古都京都出身の瀬尾はちょっと羨ましかったりしました。
でも男3人で学校帰りに最近出来たカフェ行くって、、どうなん?


しかしこのタキくんにもきっと彼が予想だにしなかった
不思議体験がやってきます。


『か、!身体が入れ替わってるー!!!』
と共にRADWIMPSのテーマソング〜

身体を入れ替えながらも続く2人の生活
三葉(タキくん)は毎朝自分(三葉)の胸を揉みながら
学校で自分の父親を蔑む同級生を一蹴!
スローライフ女子高生生活を満喫!
あれ?なんかちょっとエッチな事考えてない?瀬尾だけ?

三葉は男の子の身体にドギマギしながらも(ルールその一トイレには行くな)
バイト先のマドンナと仲良しに!
タキくんのバイト代で勝手にスウィーツもたべるよ!
(私だってバイトしてるもーんとのこと)

男女の体が入れ替わる話は『転校生』以来恋愛物の変化球として
使われてきましたが、やはりこの作品でも2人は惹かれあってしまうのです、

おばばが三葉(タキくん)と妹を連れて神社の神様が祀られた
岩まで口噛み酒をお供えしに行くシーンでは
『人と人は見えない所で繋がってんだよー』
という伏線が、、ばばぁ死ぬな!

無情にも三葉とタキくんの入れ替わりは
終わりを迎えます、、、、、

タキくんの電話→三葉他の人と電話→タキくん繋がらない
定番のすれ違いですね。
マドンナデートは惨敗電話も出てもらえないって辛すぎ、、
それでも三葉を忘れられないタキくんは自分が見た糸守の風景を絵に描きます
毎日描きます。
家でも描きます。
学校でも描きます。
タキくん絵うますぎ。隠れた才能。
その絵を持って糸守を探しに行きます。
三葉に会うために、、
後で思ったんですがさっさと糸守ってネットで検索すりゃよかったのにと、
しかしそれでは物語は動き出さないんですけどね、
ネットに頼らないタキくんまじゆとり脱出してるわ

ある程度糸守の場所は分かっていたらしく
(飛騨高山方面にだそうです)
タキくん旅立ちます。
お供を連れて。
メガネのモブ郎とマドンナモブ恵です。
バイトはモブ太にまかせるそうです。

ブラリ途中下車の旅がのんびりはじまるのですが
一向に糸守の情報は掴めません
どんだけ知られてないねん、糸守、田舎過ぎか、

諦めムードで立ち寄ったラーメン屋
そこでようやく糸守の情報を得ます。
とても、悲しい事実でした。

『糸守は3年前の隕石落下で消滅した。』

派手すぎるやろ!潰れ方!そんな大事件なんで知らんねん!タキ!

タキ『そういえばニュースで言ってたような、、』
タキくん世情には疎いようですね。
図書館で糸守の記事を借り漁って
旅館で何かに取り憑かれたように読みふけるタキくん
隕石落下事件の行方不明者の名簿には
会いたくてたまらなかった三葉の名前が。

2人を置いてタキくんは糸守に向かいます。
ラーメン屋の主人の車に乗って。
『上に着いたら食べなさい、あんたの絵は、、よかった、、』
主人、、、あんたって人は、、、

帰りは、、、どうすんねん、、、

ぽっかり丸が空いた糸守。
タキくんは糸守神社のお岩様を目指します。
そこには三葉の口噛み酒が
『これは三葉の半分、、』
(口噛み酒は作った巫女の半身と言われています。)

三葉は3年前の隕石事故の直前に
実はタキくんに会う為、東京までやってきていました。
しかし3年前のタキくんがそんなことを知るわけもなく
三葉もタキくんを見つけられないまま途方にくれます
そんな夕方の電車。三葉はようやくタキくんを見つけるのです。
自分を知らないタキくんに近寄りますが
(満員電車なのでマジで至近距離)
タキくんは誰かわかりません。
仕方なく去ろうとする三葉にタキくんは問いかけます。
『あんた!名前は!?』
そりゃ年上の可愛いお姉さんが満員電車の至近距離で
自分の名前呼んできたら、そんなベストチャンス逃さないですよね。

三葉は自分の名前と、髪をくくっていた赤い糸をタキくんに渡します。
これがあれなんですね。
運命の赤い糸っちゅうやっちゃな。

 

そして、タキくん口噛み酒を、、、!!

なぜ飲む!全年齢対象の映画ですぞ〜!

三葉の半身である口噛み酒を飲めば
もう一度三葉と繋がれる。
なぜそんな理論になったのかわかりませんが、
タキくんの目論見通りもう一度三葉の体に入ることに成功します。

3年前の隕石落下の直前に。
そこからタキくんは糸守のみんなを安全な所へ避難させるために
奔走します。
モブ男『爆発事故を起こそう。うちは建設会社だから爆弾はある。』
モブ男のテロリスト発言を使い
村のみんなを避難させる計画を練ります。
モブ男、三葉のこと好きやろ。

モブ子、モブ男と2人が三葉の頼みもとい村のみんなの為に
テロ計画を遂行している最中
三葉(タキくん)は三葉のパパに会いに行きます。
町長のお父様を説得できれば
迅速にみんなを避難させれるからです。
しかしそんな突拍子もない話を信じてもらえるわけもなく
三葉(タキくん)を病院に連れて行こうとします。
そりゃそうなるわな、、、
しかし三葉(タキくん)は完全タキくんモードで
親父に喧嘩を売ります。

親父『三葉じゃないな、、、!?』
なんという鋭さ。流石父。
ちなみに三葉のおばあちゃんは前からきづいてました。
オバァ、恐るべし。

なんやかんやあって。
(1ヶ月も前に見たから記憶があやふやです、、)

お岩様がある山の麓でタキくんと三葉は
ようやく出会います。

このお岩様がある山。クレーターみたいになってるんですけど
これは隕石が落ちた跡なのかな?
この物語は隕石がとてもキーなのかな?
三葉の家系は昔から不思議な力があるらしく
三葉のお母さんも三葉のような体験をしていた。
(夢を見ていたと表現されてましたが)
婆様にとてつもない霊力を感じる理由もうなずける。

隕石落下によって
特殊能力を得た人間が糸守神社を立ち上げ
今に至り、その力は今も脈々と受け継がれている的な?

そんなこんなでいちゃいちゃ展開が続いて
瀬尾のHPはレッドゾーンなんですが
タキくんが三葉に貰った赤い糸を返します。
よくできてるのが
冒頭からお互い髪に腕にとつけていた赤い糸。
タキくんが三葉に、三葉がタキくんになっている時には
つけていないんですね。

だんだんとお互いの記憶が薄れつつあるのを感じたタキくんは
『忘れないように名前を書いとこう』
と三葉の手のひらに自分の名前を書きます。
そして三葉がタキくんに名前を書こうとした時。

二人の時間は終わりを告げます。
消えてしまったタキくん。
でも三葉に時間はあまり残されていません。
未来でタキくんに出会う為。
なんとしても隕石落下の被害を阻止しなければならないのです。
走り出す三葉しかしタキくんの記憶が少しずつ消えていく。
道端に転んでしまい、消えゆく記憶のかすかな残り火を
自分の手のひらに書いたタキくんの名前で確かめようとします。
なんという名前だったのか、
あの男の子の事をどう思っていたのかを
確かめる為に開いたその手のひらには。

 

『好きだ』


どーーーーーーーーーーーーーん
くさすぎるやろ!
名前書けよ!え?バカなの?少女漫画の読みすぎなの?

照れ笑いと苦笑いの中間くらいで
瀬尾は震えてました。でもなんか素敵笑

 


月日は流れ、タキくんは就活の真っ只中。
過ぎていく当たり前の暮らしの中で
何か大切なものを忘れてしまったような
そんなまどろみの記憶と過ごしながら
5年経っていました。

モブ恵『タキくんも自分のしあわせ、見つけなよ』

久しぶりのマドンナとの再会。
マドンナの指には婚約指輪。
このシーンなんなん?

そしてスタバ的な所でコーヒー片手のタキくん。
その後ろにはあの二人が、、、
モブ男とモブ子だーーーー!
結婚式の目前らしい会話して。
あれ?モブ男三葉のことはすきちゃうかったん?

タキくんと三葉の努力は実っていたのです。
糸守に隕石は直撃しましたが
糸守のみんなは避難して死亡者0。
町長の緊急避難訓練が功を奏したそうです。

親父、、、、、。

ラストは予想通りの
街中でふいにすれ違って
二人とも記憶ないんだけど振り返って一言

君の名は。』(そうなるよねー)

このブログを書くのに記憶が薄れてたのもあってか
(手のひらに書いとけばよかった)
二週間もかかりました。
なんで、今は公開してるかどうかしりません。
きっとロングランしてるんだろうけど。
今更の記事やん。とか言わないでくださいね。

僕も前々前世から君を探しに行こうと思います。
ぶきっちょな笑い方をめがけてね。

ps.新海さんは本当に電車が好きだなぁと思いました。