ソシャゲと生きる僕ら
こんにちは瀬尾です。
先日知人のとあるソシャゲのデータが吹き飛んだという訃報を耳にした。
なぜならばそれは今までかけた時間の努力とお金が水泡に帰したからである。積み上げたものが全くのゼロになったのだ。
知人はしばらく放心状態ののち『もういいんだ』の言葉を最後にソシャゲ引退を宣言した。
さっさと運営に復旧を依頼すればよかったのだが唐突に訪れた絶望に全ての思考を持っていかれてしまったのかもしれない。
さて、そんな不幸な事件は石を投げればソシャゲ民に当たると言われている現在の日本ならば誰にでもあり得る事件だ。ソシャゲをやっていない人の方が少ないのでは無いだろうか。それくらい朝の電車の中では眠っている間に溜まりに溜まったスタミナ(別称もあるだろうが)消費に勤しまれている。
歯磨きと同じくらい日常生活に溶け込んでしまっているソシャゲもデータが吹き飛ぶもしくはサービスが終了すると上記のように消えて無くなってしまう。
ソシャゲをやっていない人からすれば
『そらみたことか、そんなものに時間を費やしているなんて馬鹿げている。課金なんて以ての外だ。死ぬまでやるわけでも無いだろう。いつか終わりがくるもんなんだ。』
ちょっと待ってくれ。
『やがて失うものに意味がないのなら、あなたの命もまた無意味でしょう』
パンプキンシザーズ 第3巻より抜粋
そう、僕たちは生きているのだ。ソシャゲと共に生きているのだ。その生をやがてくる死を無価値なものと決めつけないでくれ。
ソシャゲで得た経験が人生には何の役にも立たないかもしれない。 それでもUR二宮飛鳥を手に入れた時の高揚は今でも心に刻まれているのだ
ソシャゲは恋人に似ている。 システム、イラスト、ストーリーに惚れ込み色んな思い出を作り。お金も少しはかかる。しかしいつか別れる時が来てしまう。
思い出をありがとう。こんな言葉は恋人以外に使うのはソシャゲくらいだ。
そして、また違うソシャゲに出会うのだ。
現在瀬尾がやっているのはシャドバとFGOとタガタメとクラフィだ。(恋人理論でいうと完全に四股ではないか。)シャドバ以外は最近めっきりログインしなくなったが久しぶりにログインすると『帰って来てくれてありがとう!』とまで言われるソシャゲもある。ごめんなと小さく呟いてしまうこともある。(恋人というより都合の良い愛人みたいですね。)
どれもしっかり課金しているのでサービス終了して欲しくないし、11月に機種変更する際には是非引き継ぎをしたいと思っている。
そういえばラブライブのスクフェスはあれだけ課金したのに無感情でゲームを削除したことがある。
恋人と似ているというのは言い過ぎた。
そんな風に無感情で別れてはいけないよ。
そんなわけでソシャゲと生きる僕らを尊ぶ為と知人のお悔やみの為にブログを書いてみたが執筆中に知人はFGOを始めて
『マシュちゃん可愛杉内!!』
とか言うてる。