瀬尾の世の中浪漫紀行

瀬尾の恥ずかしい駄文をくすくす皆様が覗くBlog

パクるとオマージュの境界線

こんにちは瀬尾です。

今回もソシャゲから端を発するお話です。 FGOで行われているイベント剣豪七番勝負が山田風太郎氏の魔界転生をパクっている論争です。

パクリ派とオマージュ派に別れてTwitter内では激しい争いが繰り広げられています。パクリ派に至ってはしかるべきところに問い合わせをするまで激化している模様です。

そこで純粋に思ったのですがパクリとオマージュの境界線は一体どこなのだろうと。似ている言葉を調べて比べてみることにしました。

ここではとりあえずパクると言う単語はあくまで単語として使用しようと思います。悪意なしで。

オマージュ

オマージュ(仏: hommage)は、芸術や文学において、尊敬する作家や作品に影響を受けて、似たような作品を創作する事を指す用語である。(Wikipediaより)

亡くなられた芸術家や文豪の作品をパクった時に使われると思います。生きている人でもパクったとしてもオリジナルの偉業は到底越せない意味も尊敬に含まれていると感じます。

パロディ

パロディ(英語: parody、ギリシア語: παρωδια)は、現代の慣用においては他の芸術作品を揶揄や風刺、批判する目的を持って模倣した作品、あるいはその手法のことを指す。(Wikipediaより)

こちらは悪意を込めて使われるパクるに1番近いと思う。要は小馬鹿にしているような意味合いだろう。しかしそれは悪い意味だけでなく笑いのエッセンスとして使われる事もしばしば見受けられる。

インスパイア

インスパイア(英: inspire)インスピレーションの動詞形。「インスパイアされる」:芸術分野において、尊敬する作家や作品に触発され、同じテーマに基づいて作品を創作すること。(Wikipediaより)

こちらは明確にパクるというよりはテーマをパクる。雰囲気をパクるといったような感じ。影響を受けると同義だと思う。

比べてみるとどれも完全悪の意味合いはあまり無い。パロディが1番近いが批判目的よりもあくまでも剽軽に使われることの方が多い。そうなると悪意のあるパクリはこれらとは全くの違う意味だと思った。そこでパクリも調べてみることにする。

パクリ

ぱくりとは、大きな口をあけてものを食べるさまを示す言葉。転じて盗むという意味にも用いられている。動詞形ではぱくるとなり以下のような意味を持つ。

そう盗むだ。パクるとはオリジナルを盗むことによって利潤を得る事だと思う。有名作品を盗んで発表すれば盗作と呼ばれる。

つまりパクるとオマージュ達の境界線は盗まれて得をされたかどうかであろう。

それらを踏まえて今回の事件を考えてみるとやはりオマージュなのだろうなと思う。山田風太郎先生は偉大である。そんな先生の尊敬の意味が込められているのだろう。魔界転生のストーリーをパクって超課金を促しているようには感じられないからだ。

まぁ僕は叩かれたり炎上したりするのがとても怖いので詳しく言及することはやめておきます。笑

珍しく読んでる人の為になったブログだったかもしれない(コピペしただけだけど。)

しかしながら親の仇のようにパクった!と言っている人は山田風太郎先生の大ファンで義憤に駆られたのかもしれない。それならば仕方ない。それ以外の人はFGO運営が嫌いな狂人ユーザーに違いない。

是非聖人の思考をパクって心安らかになってもらいたいものだ。