映画【seven】は陰鬱でも目が離せない
こんにちは瀬尾です。
映画ミュージアムがAmazon Videoに出ていました。予告を見た時にこれはスリラーホラー好きの瀬尾にはたまらんのではないか!!?日本もとうとうやってのけたのか!?とか思っていた。
すぐさまレビューを覗き見してみた。(現代っ子の悪い癖)
『映画セブンになりたかった作品』
凄まじい酷評の嵐に避難所は無いかと探し求めて、ならいっそのことseven見直してからミュージアムを見てみよう。ほんであかんかったら僕も酷評してる人の一員になろう。
そう思った次第だ。
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スリルホラーとかサイコホラーというカテゴリは瀬尾は大好きだ。それはハンニバルレクターシリーズを筆頭に怖いながらもわくわくが止まらないからである。
決して瀬尾はシリアルキラーに憧れているわけでも警察になってそんな猟奇的殺人事件を解決したいわけでもない。
映画っていいよね。フィクションだし。
セブンを見たのは20歳くらいの時だろうか。 当時の瀬尾は後味の悪い中にも旨味がぎっしりしているこの映画にひどく感銘を受けていた。
旨味というのは全体的な構成。若いブラピの名演。モーガンフリーマン演じるサムセット刑事の格好良さ。だろうか。
七つの大罪になぞらえた猟奇的殺人事件を追いかける刑事達。この映画は難しい推理は全くなくて結局犯人は自首してくる。
醍醐味はくそったれな世界に飽き飽きしているモーガンフリーマンとまだピュアピュアハートなブラピが事件を追いかけていく様にある。
めちゃくちゃ細かい考察をしてくれている人がいてそんな人の文章にとうてい太刀打ち出来ないのでストーリーは割愛するがまったく毛色の違う二人が織りなすストーリーは見る人に爽やかさや渋みを感じさせてくれる。対比効果だ。
しかしストーリーはずっと殺しの話しが続いて、雨が降っている描写が余計に陰鬱さを肥大させていく。そんな不思議な不気味さと二人の主人公のコントラストに舌つづみを打っている内にsevenという映画の虜になってしまっているのである。
ストーリー終盤。ようやく犯人を見つけるも逃してしまい絶好の機会を逃す。そしてまた新たな犯行が起こる。といったいよいよどうしようもなくなった時に犯人が自首してくる。おやおや?と思うかもしれないがラストのシーンへのバトンの受け渡しをスムーズに行うための構成に改めて見直してみて感心してしまった。
後味が悪いというのはラストにある。 七つの大罪になぞらえて犯行を犯してきた犯人は憤怒と嫉妬と残る2つの死体を隠したと言う。そして衝撃のラストが、、、
ラストはあえて伏せておこうと思う。70年代スリルホラーの金字塔と言われた作品のなんたるかがわかると思う。是非視聴されたし。
サムセット刑事に習って僕もヘミングウェイの言葉を1つ。
善とは何か 後味の良い事だ 悪とは何か 後味の悪い事だ
この映画は悪い作品だ。なぜかって? 人が死んでばかりなのに面白かったと思ってしまうからさ
あ、忘れてましたけどミュージアムの雑感は後日書きます。