アイドルオタクだったあの頃の僕
こんにちは瀬尾です。 あけましておめでとうございます。
本年も当ブログをよろしくお願いいたします。
年末年始は怒涛の忙しさで日常生活を顧みない生活を送っていました。
そんな中我が父はなぜか瀬尾がまだアイドルオタクだと思っているのかレコ大と紅白歌合戦の乃木坂46を録画してくれていました。
久しぶりに聞いたアイドルの歌は衝撃的に瀬尾に突き刺さりあの頃の思い出をふつふつと思い出させてくれました。
そう、前述した通り瀬尾はアイドルオタクだったのです。
SKE48
私はSKE48と呼ばれる名古屋栄を拠点としたアイドルグループの最年少メンバー松井珠理奈を推していました。
あの頃の僕は握手会なるものに精を出し。全国津々浦々回りまくっていました。
会いに行けるアイドル、ここに極まれりとは言葉ばかりで実際は会いに行けるだけのアイドルでした。
瀬尾みたいなガチ恋オタクともなれば、松井珠理奈のいる所ならどこへでも馳せ参じていましたが握手会でアイドルと握手をして他愛も無い会話をするたびに妙なズレを感じていました。
アイドルの握手会にファン(オタク)として握手をしに行くという行為はアイドルとファン(オタク)という絶対超えられない壁をうず高く積み上げている行為に他ならなかったのです。
アイドルである彼女にファンとして会いに行くという絶対にガチ恋に繋がらない方程式を僕らは解いていたのだ。ガチ恋したけりゃ握手会以外でアイドルに接しなければダメだ。しかしアイドルではない彼女達を好きになることはあってはならない。それはアイドルオタクとしての本分を忘れてしまっている時だからだ。
ガチ恋をして握手会にあしげく通い、しかし超えられない壁を積み上げて行く。握手会でアイドルと仲良くなるなどという淡い夢を見続けていたのです。
醒めない夢でも見てるつもりだったんだ。 いつのまにか醒めちまってたんだな。(スパイク・スピーゲル)
そう。僕は気づいていながらも握手会に通っていたのです。それは『僕はあわよくばアイドルのきゃっきゃうふふな展開を期待しているんだ』という思考回路ではなく、『僕はアイドル松井珠理奈が好きなのだ。僕は足のつま先までアイドルオタクだ。』と認めていた瞬間でした。
アイドルが好きになるなんて感情は疑似恋愛であり、つまるところ下心丸出しなのだ。だから必然的にガチ恋になるしそこからアイドルと付き合えるわけねぇやんとオタ卒をするものもいれば瀬尾のように俺は醒めない夢を見てるだけさとなる人もいる。
余談ではあるが握手会に行くオタク達は会話レポなる黒歴史をアメブロで作り上げているのだが(自分の備忘録兼他人へのアピールである。)瀬尾ももちろんそんな黒歴史を所有していてなんなら現在もネットの海の中に漂っている。昔は松井珠理奈で検索するだけで上位にヒットしていたのだが、それを誇らしく思っていたのはあの時だけで今はバレようものならばアノニマスにでも頼んで日本のサーバーをぶち壊して頂きたい程に恥ずかしい。
絶対に検索してはならないワードだ
兎にも角にも今はアイドルオタクをすっかりやめて現在のSKE48のメンバーの顔も名前もわからなくなってしまった瀬尾だがかつての所業を無駄だったと思ったことは一度もない。
あの頃の僕はアイドルオタクとしてアイドルと同じくらい輝いていたと思うし、あの経験がなければ今の瀬尾はなかったと思う。
そしてこんなブログを書いている間も僕の中のアイドルオタクとしての魂が叫んでいるが僕の理性はこう言っている。
もういいよ、疲れるから。(上杉達也)
あの頃のように輝いている人達はその輝きを放ち続けてほしい。僕にはもうできないだろうから。
と、言いながらも欅坂46のアルバムを購入したのは1/2の話である。
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