瀬尾の世の中浪漫紀行

瀬尾の恥ずかしい駄文をくすくす皆様が覗くBlog

チェーン店消費し過ぎる世の中

こんにちは瀬尾です。

街に出て右を見ても左を見ても見知った名前のレストラン。

都会はいつしかチェーン店の陣取り合戦と化している。

家族で食事といえばチェーン店。という家庭も珍しく無いだろう。

しかしそれで本当にいいのだろうか?

チェーン店消費という選択は財布に優しくても外食文化を萎縮させていくだけではないのだろうか?

・チェーン店の魅力

なんといっても

安定した価格帯

安定した味

この二つだろう。というかこの二つが無ければチェーン展開出来るはずもないのだが。

この二つが可能なのは大規模展開による

システム構造化によるものだろう。

中学生の頃初めて子供だけで食事をしたのもチェーン店だ。思い出は多い。

しかし惰性的にチェーン店利用をしている人が多いのも事実。

『まぁあそこのファミレスでいいか』

のその一言待った!

・チェーン店を利用する事しない事

生活するための基盤となる

衣・食・住

映画リベリオンでは人間から感情を消す事で争いも問題もない楽園となった世界が舞台だが

同じ形の家に住み

同じものを食べて

同じ服を着る

どうだろう?リベリオンの世界の人間の生活構造だ。すこし付け足してみよう。

同じ形の家に住み(マンション)

同じものを食べて(チェーン店)

同じ服を着る(ファストファッション

かなり極端なこじつけだが現代の生活構造によく似ている

映画リベリオンが目指した結果と現代社会の生活構造は全く違うものだが

何も考えずに無機質な消費を続けていると

リベリオンのような世界になる日もそう遠くはないように思える。

だが全てに立ち塞がる問題はお金だ。

なにも無理にお金のかかる贅沢な暮らしをしろというわけではないし

ファストファッションもチェーン店もマンションもそれぞれ個性があり無機質なものでは無い。

選択出来る人は選択すべきであるということが言いたいのだ。

チェーン店で一度の食事で2000円使うとしよう。

客単価6000円の小料理屋と客単価2000円のチェーン店

ではチェーン店に三回来店した時と小料理屋に一回来店した場合

どちらの方がより多くの経験値を得ることが出来るだろうか?

答えは火を見るより明らかだ。

・個人経営の魅力

個人経営の店は経営者の個性が丸出しである。

例えば同じ和食でも店によって店内の雰囲気も違えばメニューも違うし味も違う。その店でしか出会えない料理もある。

人と人との出会いもある。店主、店の従業員、同じカウンターに並んだお客さん。

初めて会った他人と和気藹々と談笑出来るというのはここでしか得られない経験だ。

そんな個性や出会いに消費するというのはただ消費して腹を満たす以上に得られるものは大きい。

真っ白な画用紙をみるよりも

個性あふれる絵画を見た方が心踊るものだ。

・瀬尾が伝えたいこと

今回この記事を書くことになったのは

なにもチェーン店が憎かったり嫌いだからでは無い。

もちろん瀬尾もチェーン店を利用するし

それぞれのチェーン店の魅力もよく知っているつもりだ

僕が伝えたかった事は

何にも考えずにチェーン店で馬鹿騒ぎしている若者は大人になった時

何も考えずにチェーン店を選択するのでは無いか?ということだ。

たかだか25年しか生きていない僕が偉そうに言えたことでは無いが

人間の深みはその人間が積み重ねた経験と比例するものだと思う。

個人経営のお店で出会える素敵を逃し続けて欲しくないということだ。

・おわりに

しつこく言うようだがチェーン店消費は決して悪では無い。

だがチェーン店が必要以上に増え必要以上に利用している外食文化を少しだけ見直して

時には特別なお店でご飯を食べたりお酒を飲んだりしてみんなに素敵になってもらいたいのだ。

個人経営の飲食店はそれくらい素敵なのだ。

僕の働く蕎麦と肴周知にも是非来てください

結局店の広報活動かよって言わないこと