アクション映画における爽快さとは?【ビバリーヒルズコップ3編】
こんにちは瀬尾です。
幼少期の頃の瀬尾の中での金曜ロードショーにおける今夜は眠れない映画ランキングの中で 低年齢向け作品を抜くと上位に入るのはアクション映画だった。
ダイハード、リーサルウェポン、ラッシュアワー、沈黙シリーズ、コマンドー、ランボー、、、
これらのCGが発達する前のアクション洋画を紹介し始めると枚挙に遑がない。
今ではすっかりアクション洋画といえば、ありえねーアクションをCGで表現するという
そうじゃねえんだよ!感満載の作品ばかりでうんざりする。
小難しいストーリーなんかは必要なくて
なんか刑事みたいな主人公がなんか悪そうな奴らを見つけてキザなセリフ吐きながら血を流して倫理観なんて忘れて敵を殺しまくる、最後は愛する人と抱き合うくらいがちょうどいいのだ。
かの有名なシルヴェスター・スタローン先輩は映画エクスペンダブルズのインタビューで
『俺にCGの事なんてわからない、出来るのは火薬の量を増やすだけだ』
言っていたのを聞いた時には少し泣けたくらいである。マジ澱みないっす!
というわけで今回はそんな作品達の中から
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を久しぶりに見た。あの頃と同じ吹き替え版でだ。金曜ロードショーでは吹き替え版だったので子供の頃の気持ちになれる
エディ・マーフィー主演の人気作品の3作目であり
のっけから銃撃戦で始まる。
最初の15分くらいは撃って、隠れて、撃って、隠れて、たまに喋るくらいのテンションである。
ヒャッホイ!最高だぜ!とはこのことか。
・ストーリーとかは置いといて考察
すごい爽快だ!全く脳に疲れがない!
である。
昨今創作物は難解で重厚なストーリーや巧みな伏線まさかのどんでん返しにユーザーはエクスタシィを感じる事が多い。
最後の10分に、何かが起こる!!
みたいな宣伝はもう見飽きてしまった。というか普通にネタバレするな。サプライズの意味知ってる?
しかしそういう難解さの果てにあるエクスタシィを感じるには脳みそが疲れるのである。
なんなら最後にえ?この人も悪者だったの?というびっくり展開があるのだがべつにどうでもよかったと思える程にである。
わかりやすく説明すると
主人公がころされた上司の仇を取るために犯人の証拠を必死になって探す、何度も邪魔されるけど結局みんな撃ち殺す。大団円。
これがストーリーなのだ。なんてわかりやすいんだ。
意表を突かない一本木なストーリーは何も考えなくても見れる。これがアクション映画にはある意味必要なのかもしれない。少なくとも当時のアクション洋画はその要素があった。
そしてそれを演じる主人公は飽きさせない魅力たっぷりの俳優エディ・マーフィーなのだ。当時の俳優達はみんなキャラクターの濃さだけでご飯三杯はおかわりできる人ばかりだった。
そしてアクションも普通に殴ったり、蹴ったり、ジャンプしたり滑ったり。
ありえるアクションばかりが血沸き肉躍らせた。
だって自分でもできそうな事ばかりだからだ。
高層ビルの壁を走ったりするアクションを見ても『へーありえねー』くらいの感想しか出ないもの。
・まとめ
ビバリーヒルズコップ3を見て思ったアクション映画爽快さの理由は。
もはや次の展開さえ予想できる真っ直ぐなストーリー
ありえなくてすごい!よりもヒャッハー!いいぞ!と思えるアクション
それをエンドロールまで飽きさせずに引っ張る個性豊かな演者
この3つである。
この3つがあればさながらウォータースライダーの如く。
最後まで飽きずに爽快になれる。と、僕は思った
せっかくなのでこの理論をもとに他の古いアクション映画も見ていく。
またあたらしい発見があるような気がする。
ちなみにあれだけCGはあかんと言っておきながらビバリーヒルズコップ3には合成シーンがある。
なんか申し訳ない。エディ・マーフィーのスマイルで許してほしい。アデュー!